Mission
共に生きる社会の実現を目指して
私は、父の勤務地である東京で生まれました。
医師業に没頭する父(菅原 暁)とそれを支える忙しい母の元、多くの病院のスタッフに囲まれながら幼少期を過ごしました。
両親が忙しいのをいいことに自由気ままなやんちゃ坊主だった私は、友人と遊ぶことを中心とした生活スタイルを貫いていましたが、忘れもしない小学六年生の時、将来を案じた父親に真剣に激しく叱責されたことがありました。
小さな頃から漠然と医者になる事を意識はしていましたが、その叱責は改めて自分の生きる道を考えたきっかけとなったともいえるでしょう。
普段から父親が深夜遅くまで勉強をしていたり、後輩を指導する姿を見ていて、その眼差しが自分に注がれたとき、幼いながらも父親が成し遂げようとしていることの大きな意味を感じた瞬間でもありました。
医療の道は日進月歩です。毎年新しい医者が生まれ、世界中で医療の探求が行われ続けている中で、同時に社会も変化し続けています。近年に至っては地球環境も含め時代の変化のスピードがますます加速していく中、スタンダードな医療をレベルを落とさずに提供し続けることは、簡単なことではありません。
医療現場に携わるそれぞれが目の前の人の声に耳を傾けながら、常に優先順位を再考し、“今”できることを精一杯コツコツと地道に実践していくことが大切だと考えます。
医療法人社団豊寿会は、医療を必要とするすべての方が、何を必要としているか、その地域に必要とされるものが何かを常に探し続けることを重要なミッションとしながら、職員が一丸となり、地域に根差したよりよい医療を提供していきたく思っております。
AIが医者に代わり多くの情報を分析をし、答えを導きだす時代が訪れる中、AIが感じ取ることのできない思いやりや気遣い、人のぬくもりを通して、患者様に心からの安心を提供できるように努力し、邁進していきたく思います。
医療法人社団 豊寿会 副理事長
菅原 安章