Vision
正しさ以上に優しさを、あなたの笑顔を支えます
私たちは、千葉県北西部の鎌ケ谷市で在宅支援診療所「くぬぎ山ファミリークリニック」を開設しています。
鎌ヶ谷市は都心部から遠くないため、新鎌ヶ谷駅を中心として新興住宅の開発が盛んでいますが、一方で昔からの農地もたくさん残っていて、自然と文明のバランスが取れた町です。特に特産品である梨は、夏の時期になるとみずみずしく甘い実をたくさんつけ、非常に人気が高いです。
市内には当診療所以外にグループ関連施設である、特別養護老人ホーム、放課後等デイサービスがあり、また近隣の松戸市、船橋市、八千代市にもサービス付き高齢者向け住宅や介護老人保健施設、障がい者グループホームがあり、医療介護福祉の継ぎ目のない連携が可能となっています。また介護施設では海外からの人材を雇い入れることにも着手しており、国境の垣根も越えて、大げさではありますが世界とも繋がれるグループを目指しています。
医療介護の分野では、地域の皆様から一番頼られることを目指して「良き看取り」「家族再生」をテーマに職員一同力を入れております。病気になること、要介護状態になることは決して嬉しいことではありませんが、「どうやったら本人らしく引き続き生活していけるのか」「どうやったら病気と直面した本人や家族の不安に寄り添えるのか」、そんなことを考えながら、本人やご家族の伴走者になれればと思っています。一緒に悩んだり笑顔になったりすることを通して、私たちも一緒にそのプロセスを大切に踏みしめ、その時間が何よりも貴重な時間になるように願ってやみません。病気や介護を通して何か前向きな意味を見出せるように、また、残念ながら最終的にはお別れの時がきたとしても、そこでできた御家族との縁を大切にして繋がり続けていけるよう、そんな私たちでありたいと思っています。
お一人の人生に尊敬の念を込めて日々の診療やケアにあたるのはもちろんのこと、関わるご家族の気持ちを大切にしながら亡くなった後の遺族ケア、グリーフケアにも力を注いでおります。例えば遺族会を開催したり、関連の特別養護老人ホームでは入居者の人生史を振り返るDVD作成プロジェクトも始めており、施設内で行う葬儀の際にその映像を参列された方々に見てもらうような取り組みもしています。
「正しさ以上に優しさを、あなたの笑顔を支えます。」
これが私たちの理念です。
「認知症になっても幸せでいられるように」「がんになっても住みなれた街で暮らせるように」「障がいを抱えても社会と繋がって喜びを持って生活できるように」
私たちは、そんなビジョンを描いています。
まだまだ発展途上ではありますが、職員が誇りを持って地域の皆様の願いに応えられる私たちでありたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。
はもれびクリニック(旧くぬぎ山ファミリークリニック)院長
細田 亮